2026年8月31日
各位
会社名 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
代表者名 代表取締役会長兼CEO 下 村 隆 彦
(コード 6062 東証プライム市場)
問合せ先 取締役常務執行役員 前 田 好 彦
電 話 06-6445-3389
当社は、フィジカルAI・ヒューマノイドロボットの開発を手掛けるドーナッツロボティクス株式会社(以下「ドーナッツロボティクス」)との間で、介護現場におけるフィジカルAI・ロボット技術の社会実装を推進することを目的として、資本業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
本提携に伴い、当社はドーナッツロボティクスが発行する普通株式を3億円で引き受けます。
当社は、本提携に先立ち、2026年7月より当社が運営する介護付有料老人ホーム1ホームにおいて、ドーナッツロボティクスが開発するヒューマノイドロボット「cinnamon 1(シナモン ワン)」を実証的に導入しております。
今後、両社は、当社が有する介護施設運営のノウハウと介護現場、ドーナッツロボティクスが有するAI・ロボティクス技術を掛け合わせ、フィジカルAIを活用した「人とロボットが協働する次世代の介護モデル」の構築を目指してまいります。
本提携の詳細につきましては、別紙の両社共同プレスリリースをご覧ください。
なお、本資本業務提携及び出資が当社の2027年6月期連結業績に与える影響は軽微であると見込んでおります。
以上
チャーム・ケア・コーポレーションとドーナッツロボティクス、介護×フィジカルAIの社会実装に向け資本業務提携
〜ヒューマノイドロボットを活用し、人とロボットが協働する次世代の介護モデルを共同開発〜
2026年8月31日
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション(本社:大阪市北区、代表取締役会長兼CEO:下村隆彦、以下「当社」)は、フィジカルAI・ヒューマノイドロボットの開発を手掛けるドーナッツロボティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:小野泰助、以下「ドーナッツロボティクス」)との間で、介護現場におけるフィジカルAI・ロボット技術の社会実装を推進することを目的として、資本業務提携契約を締結いたしました。
本提携に伴い、当社はドーナッツロボティクスが発行する普通株式を3億円で引き受けます。
両社は、当社が有する介護施設運営のノウハウと実際の介護現場、ドーナッツロボティクスが有するAI・ロボティクス技術を掛け合わせ、ヒューマノイドロボット「cinnamon 1(シナモン ワン)」をはじめとするフィジカルAIの介護現場への導入を進めます。
単なるロボットの導入にとどまらず、実際の介護現場での実証と共同開発を重ねることにより、「人とロボットが協働する次世代の介護モデル」の構築を目指します。
■ 資本業務提携の背景と目的
日本では高齢化の進展に伴い介護サービスへの需要が一層高まる一方、生産年齢人口の減少を背景として、介護人材の確保は中長期的な社会課題となっています。
介護サービスの質を維持・向上させながら、限られた人材で持続可能な介護サービスを提供していくためには、ICT・AI・ロボティクスなどのテクノロジーを積極的に活用し、介護現場そのものを変革していくことが求められています。
当社は、介護付有料老人ホームを中心に介護施設を運営し、これまでも見守り支援機器をはじめとしたICT・DX技術を積極的に導入するなど、介護現場の生産性向上とケアの質の向上を両立する取り組みを進めてきました。
一方、ドーナッツロボティクスは、AIとロボティクスを融合した「フィジカルAI」の開発を進めており、独自のAI・推論技術を搭載したヒューマノイドロボット「cinnamon 1」など、人と同じ空間で活動するロボットの社会実装を目指しています。
両社は、介護人材不足という社会課題に対し、従来型の業務効率化にとどまらず、AIが周囲の状況を「認識・推論」し、ロボットが現実世界で「動く」フィジカルAIを介護現場に実装することによって、新たな介護運営モデルを構築できるとの考えで一致し、今回の資本業務提携に至りました。
■ すでに介護ホームで「cinnamon 1」の実証を開始
本提携に先立ち、2026年7月より、当社が運営する介護付有料老人ホーム1ホームにおいて、ドーナッツロボティクスが開発するヒューマノイドロボット「cinnamon 1」を実証的に導入しています。
現在は、ご入居者様との会話・コミュニケーションなどを通じ、介護施設という生活空間の中でヒューマノイドロボットが果たすことのできる役割について検証を進めています。
実際に「cinnamon 1」と接したご入居者様からも好意的な反応が寄せられており、両社では、ロボットが単なる業務効率化のための機器ではなく、ご入居者様の生活をより豊かにする存在となる可能性についても検証していきます。
今後はコミュニケーション用途だけでなく、介護施設内で行われているさまざまな業務へのフィジカルAIの活用可能性について、段階的に実証を進めます。
ヒューマノイドロボット「cinnamon 1」とご入居者様との交流の様子
■ 資本業務提携の主な内容
(1)3億円の出資
当社は、ドーナッツロボティクスが発行する普通株式を3億円で引き受けます。
両社は資本面でも関係を強化することで、短期的なロボット導入にとどまらない、中長期的な共同事業の構築を目指します。
(2)「自動化モデルホーム」における共同実証
当社が運営する介護施設のうち、当初2~3ホームを「自動化モデルホーム」と位置付け、フィジカルAI・ロボットを活用した共同実証を進めます。
実際の介護現場において、
・ご入居者様とのコミュニケーション
・ホーム内における各種業務支援
・介護スタッフとロボットの役割分担
・AI・ロボット導入による業務効率化
・ご入居者様の生活の質や満足度への効果
などについて検証を進め、フィジカルAIによる「段階的な自動化」の実現を目指します。
(3)介護領域における戦略的パートナーシップ
両社は、本提携を「介護×フィジカルAI」の社会実装を推進するための長期的な戦略提携と位置付けます。
ドーナッツロボティクスが有するフィジカルAI技術と、当社が有する介護現場・施設運営ノウハウを組み合わせることで、実際の介護現場で利用できるロボット・AIの開発と導入を共同で進めます。
また、当社はドーナッツロボティクスの介護領域における独占的戦略パートナーとして位置付けられ、両社で介護領域におけるフィジカルAIの先行的な社会実装を目指します。
(4)介護現場を起点とした製品・AIの開発・改良
当社の介護現場における実証を通じて得られた運用上の知見やニーズを、ドーナッツロボティクスの製品・AIの開発・改良に活用します。
介護スタッフが実際に感じる課題、ご入居者様との関わりの中で求められる機能などを開発へフィードバックすることで、介護現場で真に役立つフィジカルAIの実現を目指します。
なお、実証・共同開発に当たっては、ご入居者様のプライバシー及び個人情報の保護に十分配慮します。
(5)新製品・新機能・新AIモデルの優先的な活用
ドーナッツロボティクスが今後開発する新製品・新サービス、新機能及び新たなAIモデルについて、当社の介護施設における優先的な導入・利用を進めます。
両社は、テクノロジーの進化に合わせて実証内容を継続的にアップデートし、フィジカルAIの活用領域を段階的に拡大していきます。
☞2026年末に開催予定のドーナッツロボティクス主催のメディア・関係者向けイベントで両社のロードマップと独自開発技術を発表していく方針です。
■ 両社が目指す「人とロボットが協働する介護」
本提携で両社が目指すのは、介護スタッフをロボットに置き換えることではありません。
移動、運搬、巡回、情報収集をはじめ、テクノロジーが担うことのできる業務をAI・ロボットが支援することで、介護スタッフが、ご入居者様とのコミュニケーションや細やかな心配り、一人ひとりの状態に応じたケアなど、「人だからこそできる仕事」へ、これまで以上に時間を使うことのできる介護現場を目指します。
また、フィジカルAIロボットそのものがご入居者様とコミュニケーションを取り、生活の中に自然に存在することで、人とテクノロジーが共生する新しい高齢者施設のあり方についても検証していきます。
介護の質と生産性をどちらか一方ではなく、ともに高めていく。
両社は、当社の介護現場とドーナッツロボティクスのフィジカルAI技術を掛け合わせることにより、「介護×フィジカルAI」の社会実装を加速し、未来の介護をともに創っていきます。
■ まずはご入居者様との会話・コミュニケーションから、将来はナースコール対応へ
本提携に先立ち、2026年7月より、チャーム・ケアが運営する介護付有料老人ホームにおいて、ヒューマノイド「cinnamon」を実験的に導入しています。現在は、ご入居者様との会話・コミュニケーションを中心に活用しており、今後はナースコールへの対応をはじめ、施設内のさまざまな業務への活用を段階的に進めていく予定です。
現在、ヒューマノイドを動かすAI(VLA)は、世界を見渡しても、まだ完成していません。今後は、既に完成済みのパトロール機能を強化し、ナースコールへの対応を含む介護施設内での具体的な業務支援機能の実装を目指していきます。
実際に「cinnamon 1」と接したご入居者様から好意的な反応が寄せられており、両社では、ロボットが単なる業務効率化のための機器ではなく、ご入居者様の生活をより豊かにする存在となる可能性についても自信を深めています。
■ 今後について
両社は今後、「自動化モデルホーム」での共同実証を進め、その成果を踏まえながら、当社が運営する介護施設へのフィジカルAI・ロボット技術の段階的な展開を検討します。
また、介護現場から得られる知見を新たなロボット・AIの開発へフィードバックすることで、「介護×フィジカルAI」における新たなサービス・事業モデルの創出についても検討していきます。
■ ヒューマノイドロボット「cinnamon」について
「cinnamon」は、外国製ハードウェアにチップ変更と日本での組立てに着手して日本製への変更が進んでいるヒューマノイドです。
2017年、翻訳・案内ロボットとして「羽田空港ロボットプロジェクト」で採択され、開発がスタート。長年、様々な日本企業の力を借りながら、会話性能を向上させ、現場導入についての経験を積んできました。
世界初となる「ジェスチャー制御」の特許を申請しており、騒音のある現場でもジェスチャーで動かす事ができるヒューマノイドです。

■ 代表者コメント
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション 代表取締役会長兼CEO 下村 隆彦
「日本の介護業界にとって、人材不足への対応は避けることのできない大きな課題です。しかし、私たちは単に人員を減らすためにテクノロジーを導入するのではありません。
AIやロボットに任せられる仕事は積極的に任せる一方で、人は、ご入居者様との会話や触れ合い、一人ひとりへの細やかなケアなど、人にしかできない仕事にもっと時間を使えるようにしたいと考えています。
今回、ドーナッツロボティクスというフィジカルAIの新しい技術に挑戦する企業と資本業務提携することで、これまでの延長線上ではない介護のあり方を実際の介護現場からつくっていきたいと考えています。
将来的には、人とロボットが自然に協働する介護ホームを実現し、日本の介護が抱える社会課題の解決につなげていきたいと考えています。」
ドーナッツロボティクス株式会社 代表取締役社長兼CEO 小野 泰助
「12年前、私は離れて暮らす母を見守る為の小型ロボットを作ろうとして、創業しました。
cinnamon(シナモン)と名付けたそのロボットが大きく進化し、今、チャーム・ケアさまと高齢者さまのご支援に携われることは非常に感慨深いです。
今後、数多くの介護施設を運営し、現場の知見を持つチャーム・ケアさまと、実際の介護現場でヒューマノイドを進化させていくことができます。
フィジカルAIにとって、介護は難易度の高い分野ですが、必ずやり遂げないといけないと考えています。まだまだ出来ることは少ないのですが、数年後には見違えるような動きで現場の皆さまのご負担を減らせるようにしたいです。
ご入居者様の生活がより豊かになり、介護スタッフの皆様を支えられますよう頑張ってまいります。」
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション 経営企画室
電話:06-6445-3403 MAIL: ir@charmcc.jp